スイス原産のバーニーズマウンテンドッグは起源の古いファームドッグで(農場で飼われる犬) ガードドッグや牽引犬として又ベルン州周辺の山岳地帯や中部で牛追い(キャトル・ドッグ)に用いられていました。

愛すべき長毛でトライカラーのファームドッグが特に多くいたのがベルン州リギ山 (クイーンズ・リギと言われる美しい山)近辺の村落と言われています。

この母なる美しいリギ山からの恩恵・伝説という意味で Legend Rigi という犬舎名は生まれました。

一度飼育したらわかっていただける様に、私も例外に漏れず特に主人に忠実で 可愛らしく存在感のあるバーニーズ・マウンテンドッグの魅力の虜になってしまいました。
彼らの愛情に負けないように私たちも家族全員で愛情を注いでいます。

 
Bernese Mountain Dog FCI standard No-45
原産地 スイス



バーニーズマウンテンドッグの犬種の特徴
バーニーズマウンテンドッグはスイス原産の起源の古いファームドッグ(農場で飼われる犬)で家畜や人をオオカミ等から守るガードドッグや荷車を牽引する牽引犬、ベルン州周辺の山岳地帯や中部では牛追い犬(キャトルドッグ)として多用途に用いられて来ました。この長毛でトライカラーのファームドッグが特に多く居たのがベルン州のリギ山(クイーンズリギと言われる美しい山)近辺の村落と言われています。人と一緒にいる。人を守る。人のために働くといった使役犬としての原点がここにあります。
何といってもこの犬種の大きな特徴である3色の毛色(トライカラー)は光沢があり直毛あるいはわずかにウエビーな長毛で黒色=ジェットブ・ラック(漆黒)を基調として、頬、目の上、 四肢全てと胸には、リッチタンマーキング(茶色のマーキング)があり、頭部には左右対称のホワイトマーキングが見られ喉や胸には適度に幅広く途中で途切れないホワイトマーキングがあり足、尾の先端にもホワイトマーキングが見られます。この特色あるトライカラーもバーニーズの大きな魅力の一つです。
シルエットは中型より大きめで頑強であり、体高:体長は9:10、体高:胸深=2:1が理想とされています。ネック(頸)は力強く、筋肉が発達しており、背は堅固でまっすぐで平らで、腰の部分は胸よりもわずかに幅が狭く、尻にかけて滑らかに丸みを帯び、胸は深く広いイメージでアンダーライン(腹)は胸から後ろに向かってわずかにあがっており、テイル尾はふさふさしており少なくとも飛節まで届き、休止時にはまっすぐ垂れています。機敏であり全てのバランスが良く取れています。サイズも雄は、64cm~70cm(理想は66cm~68cm)とされ雌は58cm~66cm(理想は60cm~63cm)とされています。
雄は雄らしく雌は雌らしくといった違いが体型、性格にも明確に現れる犬種です。
ハグをしたり体当たりで遊べるのも大型犬ならではの醍醐味です。
性格的には人を信頼し日常生活では自身に満ち、注意深く、油断がなく、性格がとても良く 特に飼い主には特筆に価するほど献身的です。他人に対しても穏やかで自信を持って接するムラがなく従順な性格です。とにかく人間が大好きで常に人を意識し人と一緒にいることを最も好ましく感じていると思われる犬種なのです。
バーニーズの献身的な思いを受け止めていると他犬種では物足りなさを感じる程です
多くあるバーニーズの魅力の中で最も人を虜にしてしまうのはこの良い性格でしょう。
大型犬にしては唇はぴったりと引き締まっており、ゆだれの比較的少ない犬種でもあります。
目の色はダークブラウンでアーモンド形で瞼はたるみがないことが犬種標準とされています。
この目の色と形はトライカラーとあいまって素晴らしい豊富な表情を常に飼い主に与えてくれます。この表情も、もう一つの大きな魅力となっています。
健康面では純血統の例にもれずいくつかの遺伝性疾患については知識として知っておいたほうが良いと思います。特に股関節形成不全・肘関節形成不全については注意が必要です。
2003年7月にNPO法人日本動物遺伝病ネットワーク(JAHDネットワーク)が設立されるまでは米国のOFAなどでしか検査を行うことが出来ませんでしたが現在は日本で検査を行うことが出来ます。このような機関で検査を受ける事により発症している個体を繁殖に決して使用しないというモラルが徹底されれば明らかにこのような疾患をもった個体は減らす事が出来ます。また原因が明らかになっていない疾患でバーニーズの死亡率が高いものに胃捻転がありますが早期発見して直ちに獣医師に検診してもらうことにより死亡率は減りますが日ごろから愛犬の様子を注意深く観察する習慣と異変が起きたら直ちに獣医師に診療してもらう体制作りはとても大切ですし必要です。欧米諸国、特にドイツ・オランダ等ではホームページに血統証明書を掲載する際にその血統証明書に登場する個体が何歳まで生きたか、または現在何歳で生きているかを記載するような動きもあります。これは短命な個体は繁殖に使わないようにしようとする動きがあるということです。
 
仔犬を選ぶ際の注意点
仔犬を選ぶ最大のポイントは衝動買いをせずに事前に充分に時間をかけることです。
バーニーズマウンテンドッグの事を充分に理解するまで話を聞いて選んでください。
極端に臆病であったり、攻撃的な個体は血統に問題がある場合も多いので知っておいてください。購入を決める最終段階では親犬も見られると安心です。
バーニーズを伴侶として向かい入れる時はまず雄が欲しいのか雌が欲しいのかを決めてください。雄は雌に比べて大きく立派です。散歩をする時など力も強いです。雌よりも更に甘えん坊だと思います。雌は優しく雄より育てやすいでしょう。9ヶ月を過ぎるとほぼ年間2回の月経がありますので管理に注意が必要です。
次に飼育目的を明確にする事が大切です。ペットとして向かい入れるのか、あるいはドッグショーへの参加という目的を持って向かい入れるのか、その他アジリテイー参加などの目的があるのかなどで選ぶ基準は変わってきます。
まずいずれの目的であっても変わらない事は健全な健康な個体を入手するという事です。
ペットタイプだから不健康で良いという事はありません。目的により適した個体を選択するということです。それではショータイプといわれる個体はなにが必要なのかと言えば犬種標準で言うところの欠点、失格がない個体であるということです。そもそもドッグショーはFCIスタンダード=犬種標準に基づいていかにそこに参加している個体がこの犬種標準に近いかを評価するものです。したがってこの犬種標準で明確にしている失格という項目があってはショータイプではありません。例えば片目、両目がブルーアイ、嚙みあわせがアンダーショットまたはオーバーショット短毛でダブルコート、トライカラー以外の皮毛、攻撃的、不安げで過度にシャイな犬などが代表的な項目です。それ以外にもマーキングの関係で欠点となるものなどがあげられます。直径6cmを超えるうなじ及び肛門部の大きなホワイトの斑、ホワイトの胸にブラックの小斑やストライプのあるものなど。このような部分がないものでスタンダードに近いものが本来ショータイプです。前述のバーニーズの特徴でスタンダードには触れています。
10頭生まれたらショータイプは1頭~2頭居れば良いと言われます。
本来はペットタイプが粗悪なのではなくショータイプが逸脱しているべきだと思います。
生後8週を過ぎるぐらいでやっと仔犬の選別ができます。13週(約3ヶ月)でほとんど
性格まで現れます。バーニーズの仔犬は特にぬいぐるみのようだと言われ可愛いのですがどうにかがまんしていただき出来れば3ヶ月少なくとも2ヶ月を過ぎての購入をお勧めします。
 
日常の飼い方
食事の量については24ヶ月までは基本的にその個体の体重と運動量によって変化すると 考えています。運動量が多ければ食事の量は多くなります。
完全な成犬になって運動量も一定になれば食事の量は安定します。
私のところでは食事はドライフードを基本にサプリメントを加えて与えています。
生後120日位までは少しぬるま湯でふやかして与えます。
90日位までは意識的に体重を増やそうとはしません。関節等への無用な負担を
かけないためです。生後90日(3ヶ月)~180日(6ヶ月)、ショーの世界ではベビークラスです。この頃からは運動量も増えてきますので比例して食事量も増やして行きます。
生後6ヶ月~9ヶ月(パピークラスです)このあたりはかなりの量を与えてても育ち盛りなので あまり問題は起こらないと思います。運動量が充分にあればあとは骨格に適した重さを常に考えていれば良いと思います。体重については犬種標準書にも書かれておりません。
体重で大きさを語ろうとするのはあまり意味の無いことです。
私は獣医師になるべく見てもらえるようにフィラリアの薬等は毎月貰いに行くようにしております。そんな時に触診をしてもらい医学的に肥満していないか等をいつもチェックしてもらっています。近くに信頼のおける主治医をお持ちになることもとても重要な事です。
運動バーニーズは特別多くの運動を行わなければならない犬種では無いと思っております。
原則的には飼い主の方々の負担にならない程度で通常の散歩が定期的に出来ればよいと思います。ただし散歩中に必ずコミュニケーションを取っていただく事はとても大切だと思います。散歩をしながら立ち止まってアイコンタクトを取ったり頭をなぜてあげたりブラシを散歩にもって行き公園でブラッシングをしてあげたり、そういった簡単なもので結構です。
ぜひ実行して見てください。バーニーズ顔が更に穏やかに変わります。
犬舎はいつも清潔にし風通しの良いなるべく涼しい場所に設置してください。出来れば家族の出入りが頻繁にあるようなところにしてあげるととても良いようです。寂しすぎるところはシャイにさせます。
シャンプーは出来ればご自分でして見て下さい。成犬の雄ですと洗って乾かすまで60分程かかります。最高のコミュニケーションになるのとずっと愛犬の体に触っていますので色々な情報が得られます。バーニーズは特に飼い主に対して愛情深い犬種です。その分飼い主も返していかなければなりません。そういった関係を楽しいと思われる方はぜひバーニーズを伴侶に選んで見てください。
最後に皆様とバーニーズマウンテンドッグの末永いハッピーライフを祈っております。
 
ブリーディングのモットー
小さなハウスブリーダーです。商業的なお問い合せはご遠慮ください。ドッグショーに参加し、健全で犬種スタンダードに近い犬の作出を目的としてブリーディングをおこなっています。
ブリーディングの基礎犬欧米諸国のブリーダーさんより直接譲り受けた輸入犬とそれら子孫である自家繁殖犬です。現在全ての基礎犬がショードッグです。健全性と良質な血統による性格の穏やかさを第一に考えています。全ての基礎犬は米国OFA、日本JAHD、ヨーロッパの検査機関いずれかで股関節と肘関節の検査を済ませ、クリアーした犬だけを使用しています。
 
犬の飼育環境・健康管理
高品質のバランスのとれた食事を与え、天然芝の運動場で人との絆を大切に遊ばせています。専属獣医師、大学病院などのネットワークで定期検診、血液検査、予防接種、フィラリア予防など完全に実施しています。
 
子犬の出産情報
年間に1度か2度程度しかブリーディングをおこないませんので完全予約制でお願いしています。ゆっくりと子犬を迎え入れる準備のできる方、お待ちいただける方を対象にお譲りしています。ホームページをご覧頂くかEメールまたはFAXにてお問い合せ下さい。
お申し込み方法
EメールかFAXでご予約いただき、出産後画像をお送りします。その後来舎頂き実際に見て決定していただきます。
 
お支払い方法
予約時に予約金5万円、子犬お引き渡しまでに残金を振り込み、または現金でお支払いいただきます。
 
血統書について
JKC発行の血統書をお送りします。
 
その他のサービス・お知らせ
・子犬健康管理、しつけ、手入れなどアドバイスいたします。
・JKCドッグショー、アメリカのショーチャレンジについてもご相談下さい。
・欧米諸国・オーストラリアなどのネットワークにより輸入犬もお世話できます。
・子犬共に永いお付き合いができる方を希望いたします・。